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zoom RSS ディケンズ・フェロウシップ秋季総会シンポジウム〜伝説のはらはらコンビ〜

<<   作成日時 : 2016/10/08 21:16   >>

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ディケンズ・フェロウシップ秋季総会シンポジウムに潜入してきました!
会場は、中央大学の駿河台記念館@御茶ノ水。
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今回はこのシンポジウムに、原先生と原田先生、通称「はらはらコンビ」のお二人がご出演(^o^)/
「ディケンズと18世紀」を基本のテーマとした、4名の方々の発表を聴きました。
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ディケンズは昨年の原ゼミで勉強し、
18世紀の文学は、今まさに卒業論文で扱っているので、私にとって重要な学びの機会となりました。

まず、introductionとして原先生が発表をされました。
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18世紀文学の鍵となる要素のうち、強い女性像が挙げられ、これはDickensの作品に登場する女性キャラクターにも共通しているという点が、確かに!と思いました。
例えば、The London Merchant(1731)のMillwoodは「男は地獄に落ちろ!」というようなかなり激しい糾弾をしてから退場します。一方、DickensのDavid CopperfieldのMiss DartleもEmilyを追い詰めるような激しい言葉を言っている場面があります。このように、18世紀の作品とDickensの作品に登場する女性には、メロドラマ的で気性が強いという特徴が見られることが分かりました。
そして、DickensはRichardsonを嫌っていたのですが、ClarissaのLovelaceとDickensに共通点があるという指摘が面白かったです。
LovelaceはClarissaに様々ないたずらを仕掛ける訳ですが、Dickensもいたずら好きだったようです。セーラー服を着て窓のところに飛び上がったり、突然踊り出したり…今だったら通報されること間違いなしです(笑)
原先生の結論として、RichardsonとDickensは、"Practical Joke"という点で共通していると仰っていて、DickensはRichardsonのことを嫌いと言いつつ、無意識にも共通しているところがあるということが興味深いと思いました!

そして、本日のゲストスピーカーとして最後に発表されたのは原田先生(^^)
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18世紀小説は子供を描きませんが、Dickensの小説(19世紀の小説)では子供を軸に語っているという違いには、改めて気付かされました。
確かに、18世紀小説には大人しか出てきません…
さらに、現代に生きる私たちが感じる18世紀小説の違和感として、「語りの破綻、未完結性、統合性の脆弱さ」があると述べられていて、今私が扱っているCaleb Williamsにも当てはまると思いながら聴いていました。
Caleb Williamsも出来る限り正確に記述した、と言いつつ「この回想の全部が全部正確な事実だとは私にも言いきれない。」と言っている点から、この作品は18世紀文学の違和感の要素のひとつである「語りの破綻」へ向かう危険性を孕んでいると感じました。
また、Oliver Twistの斜に構えた語り手がひょっとすると存在したかもしれないOliverを語ることで、冒頭の記述は社会批判とも文学批判ともとれ、読者を作品に引き込むための重要なフックになっていると思いました。このような記述から、あるかもしれない可能性を追及することが、社会風刺に繋がっていることに気がつけました。

今回のシンポジウムでは、新たな気付きとなるようなお話が伺えました。

先生方のお話も参考にしつつ、まずは今週の草稿提出に向けて卒論製作を進めていきたいと思います!後悔のないよう、頑張ります(`・ω・´)

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